アマゴ・サツキマス
Oncorhynchus masou ishikawae
  サケ科
地方名 アメ、アメゴ、アメノウオ、カワマス、アマゴマス
 

アマゴ幼魚 9cm 

         
  アマゴ    
         
  体長 残留個体20〜30cm。(アマゴ)
降海個体30〜50cm。(サツキマス)
*アマゴが海に下り成長したものをサツキマスという。
 
  分布 静岡県以西の太平洋側と四国。九州は大分県以北の瀬戸内側の河川。  
  矢作川での生息域 おもに本流、支流の上流域。  
         
  体側に指で押したような暗青緑色のパーマークが7〜11個ならぶ。また、背には小黒点、体側には朱紅点が点在。この朱紅点がヤマメとの違いである。
渓流域に棲み、虫などのエサが流れてくる流心、落ち込みを好む。よいポジションを確保すれためにケンカをし合うので、常に大きいものがよいポジションにいる。一見強そうなイワナも、アマゴには場所を譲るようだ。
見た目の美しさにくわえ、味も美味なことから、渓流釣りファンには人気のある魚である。
 
     


サツキマス 42p 990g 

  明治用水頭首口(水源ダム)で調査捕獲されたサツキマス。
川の魚とは思えないほど力強いスタイルに変身している。半年海を回遊しただけで、こんなに成長するは驚きだ。
左のサツキマスには。朱点とパーマークがうっすらと残る。

 
         
  サツキマス    
         
  アマゴがいったん海に下り、大きく成長して川へ帰ってきたものをサツキマスとよぶ。(これに対しサクラマスはヤマメが海へ下ったもの)
それぞれ、サツキ、サクラの花の季節に川へ戻ってくるので、そう名づけられた。
ややこしいのは、アマゴがすべてサツキマスになるのではないということ。アマゴのほとんどは川で一生を終える。
 
     


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